点検が重要です

自転車専門店がスポーツ自転車などを販売する際には、 必ず使い方やメンテナンス方法などのを説明をしますから、 趣味でスポーツ車等をお乗りの方の場合、乗車前に必ず空気圧点検を行ったり、走行距離に合わせてチェーンへの注油は当然ですし、 使用頻度や走行場所にもよって変わりますが、 数か月に1度は各部の増し締めや、点検調整にお持ち頂いたり、ご自身でメンテナンスを行われたりする事で、 重大な問題になってしまうケースは少ないです。

※そもそも、「折りたたみチャリなんて安いので十分だよ!!」と言う方は、 このページに辿り着いてはいないと思うので、書いて意味があるのか分からないのですが...。一応、注意喚起と言う事で。

ところが、量販店や、スポーツ用品店でスポーツ車を購入された方も含め、 キチンとした自転車に関する知識や経験が無い方は「ママチャリ」が自転車の基準になってしまっており、 スポーツ車や、折りたたみ自転車の場合、後々重大な事故に繋がってしまう事にもなりかねません。

自転車屋をしていると、ギプスをして真っ二つに折れた自転車を持ってくる方、 ハンドルがブランブランの自転車を持った、顔面 かさぶた だらけの方が、 「修理して欲しいんですけど...」と、持ち込まれる事が多々あります。

もちろん、その殆どが低価格帯の折りたたみ自転車か、年式の古い折りたたみ自転車なのですが、 低価格の折りたたみ自転車の殆どが、明らかにメンテナンス不足と感じられます。

  • 走りが重たくなったら自転車屋に行って空気を入れてもらう。
  • 自転車屋に行くのは壊れた時。
  • チェーンが錆びてきたらCRC556をスプレーする。

一つでも思い当たる節がある方は、真っ二つになる一歩手前かも知れません。直ぐ点検&メンテナンスにお持ち頂いた方が良いと思います。

年に一度くらいはテレビで自転車のフレームやフロントフォーク、 サドル下の棒(シートピラー)等が折れて怪我をしてしまったと言うような事故が報道され、 たまたま粗悪品を掴んでしまった方は運が悪かっただけ。と思いがちですが、 実は真っ二つに折れてしまった自転車を見ても驚かなくなってしまっているほど、良くある光景なのです。

ただ、激安折りたたみ自転車だけがダメで、値段が高い物なら安心なのか?と言うと、そうでもありません。 当然、フレームや部品一つ一つの精度、製造方法、梱包、検品、組立て精度も高くなりますから、 製品のバラツキ・不良品の確率、耐久性など確実に違うのですが、 値段の高い折りたたみ自転車を購入された方の多くは、

「頻繁に買い替えできない」→「大切に長く使いたい」→「メンテナンスをする」→「異常に気付く」

と言う図式となり、必然的に点検やメンテナンスをする頻度が多くなる事から、 怪我をする前に問題を発見できるケースが高くなるだけで、 値段が高かろうが、安かろうが、壊れる時には壊れてしまいます。

買った時の値段がいくら高くても、使えば使うほど、金属は疲労して行きますし、 全く使っていなくても年月が経てば劣化して行きますから、 安い折りたたみ自転車、古い折りたたみ自転車、 沢山使っている折りたたみ自転車ほど、マメな点検やメンテナンスが重要になってきます。

例えば、フレームやハンドルステムなどは、衝突事故などで、よほど大きな衝撃を受けない限り、 いきなり折れてしまうと言う事は少ないです。初めに破断する部分にシワができて、 次にヒビが入ります。ヒビが少し大きくなると、ミシミシと言う音が出たり、グラグラするようになり、 少し衝撃が加わった時に折れてしまいます。

チェーンへの注油を怠ってキコキコ言っている方は、ミシミシと言う音に気が付きませんし、 空気圧をキチンと管理していない方は、常にブヨブヨしていますから、グラグラしている事に気が付きません。 メンテナンスをすると言っても、それほど大げさな物ではなく、 空気を入れる。注油をする。自転車を拭くなどをして頂き、 自転車を5cmほど地面から持ち上げて、落としてみた時に、 普段と違うカタカタ音などが無いかを、乗車前と乗車後に行って頂く。
自転車の取扱い説明書に必ず書いてある当たり前の事をして頂くだけで、大怪我をする確率はグンと下げられると思います。

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